【水星の魔女24話】少女たちが進む新たな世界【感想】
毎週日曜17時から絶賛放送中のアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。
第24話 最終回「目一杯の祝福を君に」。
スレッタとミオリネ。ガール・ミーツ・ガールで始まった物語。
割と喧嘩も多かったけど、というか割と終盤まで喧嘩してた気もするけど、いい終わり方になったんじゃないだろうか。
第1話ではスレッタが宇宙空間を漂うミオリネを助けに行き、最終話ではミオリネが同じように宇宙空間を漂うスレッタを助ける。最初と最後で同じことをするというのはテンプレだけどそこに良さがあるからテンプレとして広く使われる展開ともいえる。ヘルメットをぶつけるところも1話と同じだしね。
そして、時は進み3年後・・・
それぞれが、それぞれの道を進んでいる。
シャディクと会った後のエリクトとミオリネの会話から察するに、ミオリネはシャディクを釈放する手段を持っていたのかな。シャディクの話を聞いて、シャディクの覚悟を知って、釈放させないことを選んだのかもしれない。
確かに「素直じゃないね」。
アスティカシア高等専門学園襲撃により重傷を負ったペトラ。足を切断する大怪我だったようだ。GUND技術による義足を着けているようだ。
「来週から株式会社ガンダムのテスター」ってことは今着けている義足は株式会社ガンダムとは関係ないってことなのかな。
そもそもガンダムタイプのモビルスーツは全部クワイエット・ゼロ事変でパーメット粒子レベルで分解されちゃったっぽいから、「株式会社ガンダム」もゼロからどころかマイナスからやり直す形になってそう。
当初の理念通りGUND技術を医療に役立てるための会社になっていくのだろうから、3年経ってようやく実施レベルまで到達したということだろうか。
そもそも社長のミオリネさんがベネリットグループ立て直しもやってそうだから、ますます大変そうだな。この3年間はちょっとお茶を淹れる暇もなかっただろう。
スレッタの力を借りてようやくパーメットスコア8を達成したエリクトに対したった一人で太ももパーメットスコア8を超えたことで知られるセセリア・ドートさん。
いや変わりすぎでしょ。一人だけ成長具合おかしくない???3年でそんな変わる??????
本当の魔女はセセリア・ドートだった。来週から正統続編 機動戦士ガンダム 太ももの魔女が始まります。見てください!
スレッタとミオリネが共に過ごすことができた。物語の終わりとしては十分なんじゃないだろうか。もしかしたら脚本次第では「麻呂眉赤髪の赤ん坊を抱いたミオリネがお墓の前に立つシーン」で終わったかもしれないし。
サビーナ曰く、結局ベネリットグループはその社会的な力を取り戻しつつあるらしいから、物語の最初と最後で世界が大きく変わったわけではない。
それはそうだろう。別に水星の魔女はスレッタが大きなことを為そうとする物語ではないのだから。スレッタは普通に学校に行きたかっただけだし。
世界はそんなに変わってないかもしれないけど、スレッタとミオリネは大きく変わったと思う。
母親の言う通りに生きてきたスレッタとただ父親に反発するだけだったミオリネ。そんな彼女たちが自分の意思で前に進むことができるようになった。
いいハッピーエンドだと思う。
ただ、もしほんの少し望みを言っていいのならもっと学園シーンを見たかった、あともうちょっとイチャイチャするスレミオが見たかったです。