板橋区立美術館で開催されている展覧会「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」に行ってきた。
きっかけはこちらの配信。
芸術技法としてのコラージュを初めて知った。この配信見るまではコラージュはネットのおもちゃだと思ってたよ。なかなか興味深い。
配信の最後に展覧会「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」の紹介があった。自分は美術・芸術についてほぼ知らないし、もちろんシュルレアリスムが何かなんて何も知らない。ただ、なんか面白そうだなと思って観に行きたくなった。
ほろ〜かるで京都市京セラ美術館に行ったのも良かったかもしれない。あれで美術館に対する心理的ハードルが低くなったと思う。
こちらが板橋区立美術館。結構人が多くてびっくりした。休日だからかな?
シュルレアリスムに影響を受けた日本人の作品が展示されていた。始まりは大体1930年ごろで色々盛り上がったようだが、太平洋戦争が始まると若い芸術家の従軍や共産主義との関わりを疑われたことによる弾圧等もあり、その勢いは萎んでしまったようだった。
展示会全体を通して思ったことを率直に言葉にするなら「不気味な絵が多かった」になる。「見ていて不安になる」「おどろおどろしい」「不吉」といった感想を抱いた。全体的に暗い感じの絵が多く、それに加え血を連想させるような赤いモチーフを添えた絵もいくつかあった。
各作品の中で描かれている一つ一つのオブジェクトは現実のものだったが、各オブジェクトの組み合わせは現実ではあり得ないものだった。例えばラーメンの具材の一つにイチゴのショートケーキがあるみたいな。そんなラーメンどん引きだよ。あとで知ったことだがこの脈絡のない物の描き方は「デペイズマン」と呼ぶらしい。
あくまで現実をベースにしているから、多分例えば龍のような空想上の、現実には存在しない生き物はシュルレアリスムとしては描かれないのだろう。
展示内容とは関係ないがちょっと面白いなと思ったことを一つ共有したい。それは多種多様な額縁だ。額縁は作品によって異なり、シンプルなものあれば意匠を凝らしたものもあり額縁の鑑賞も楽しむことができた。額縁も作品の一部なのだろうか?それとも各作品をどの額縁に入れるかは所蔵者次第なのだろうか?気になって夜しか眠れない───
せっかく板橋まで来たので帰りはあのラーメンを食べて帰ることにした。
そう、YAGOO思い出の味こと桂花ラーメン。
券売機にステッカーが貼ってあった。
今回食べたのは普通の桂花ラーメン。
紹介にあったように麺は中太・固めのストレート麺。かみごたえあって食べやすかった。そしてスープ。確かに独特な味わいだった。何度もレンゲでスープをすくって味を確かめた。緑のコリコリした野菜なんだろうと思ったけどあれが茎わかめか。ラーメンに茎わかめは結構珍しいんじゃないかな?
お店的には「1回だけだとまだ魅力が伝わらないかもしれないから3回食べてほしい」らしい。太肉麺も食べたいからリピート確定ですね。
『ししろんと行く!47都道府県ラーメンツアー』。とりあえず東京都はクリア。あと46道府県かあ。先は長い。とりあえず横浜のらすたには近いうちに行きたいね。行けるかな。行けるといいな。