【奈良旅行】薬師湯殿 〜お寺の中にある薬湯〜【1日目】

 アニメや漫画の舞台になった場所に実際に行くことはよく「聖地巡礼」と呼ばれている。「らき☆すた」の埼玉県久喜市鷲宮神社、「ガールズ&パンツァー」の茨城県大洗町などが有名だろう。もちろんアニメ・漫画だけでなく映画やドラマの舞台・撮影場所を訪れるファンも多い。

 さて、そんな聖地巡礼の思いもあって1泊2日で奈良に遊びに行った。なぜ奈良に行こうと思ったかというと「鹿男あをによし」という小説を読んだからだ。かなり前に読んだことがありドラマも見たことあるので話の内容は知っていたのだが、改めて小説を読む機会がありめちゃくちゃ奈良に行きたくなってしまった。

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 ただ、小説はあくまで奈良に行きたいと思ったきっかけの一つであり、小説の舞台を厳密に辿ったりドラマの撮影場所を回りたいというわけではない。かといって他に目的があるわけでもないのでとりあえず奈良にある温泉・銭湯をいくつか調べてみた。

 都市部を離れると洞川温泉といった魅力的な温泉もあったのだが、日程的・金銭的余裕を考えて 霊山寺の薬師湯殿に行くことにした。

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 薬師湯殿という名前の通り薬草風呂であるというところに興味が惹かれた。さらに霊山寺というお寺の中にある風呂という点もなかなか面白そうだった。

 旅行計画をたてると言っても「薬師湯殿に行く」という以外はあんまり事前に決めなかった。あとはまあ適当に見て回ればいいかなくらいの気持ちだ。奈良に観光に行って「行くところがない」なんてことにはならないだろうと思っていたし、実際ならなかった。

 

 ホテルとかの予約を済ませて、あれやこれやで旅行当日。

 昼頃に京都に到着。京都タワー、下から見るか?横から見るか?

 残念ながら今回の目的は京都ではないのでこれにて見納め。

 鶏三和 JR京都伊勢丹店で腹ごしらえをする。

 近鉄で京都駅〜大和西大寺駅富雄駅と移動。富雄駅から霊山寺は3km弱だったので歩いて向かうことにした。

 基本的に川沿いを進めばよかったので特に迷うことはなく大体30分くらいで霊山寺に到着した。

 ホームページには入山料500円・入湯料500円とあるが、入り口で「薬師湯殿に入ります」と言えば、500円で入ることができる。その時にロッカーの鍵を受けるとるので、すぐに薬師湯殿に行ってもいいし、先にお寺の中を散策してもいい。今回は歩き疲れていたので先に薬師湯殿に入ることにした。

 薬草風呂と聞いていたがそこまで匂いがきつい感じはしなかった。お湯の温度もそこまで高くは感じられず結構長い時間浸かることができた。

 

 霊山寺に来た目的は薬師湯殿であったが、そのまま帰るのも勿体無いのでちょっと寺内を散策した。

 こちらは八体仏霊場。綺麗な仏像が並んでいてなかなか圧巻だった。

 

 腰抜け地蔵という看板を見つけ「一体どんな地蔵なんだ」と期待して見に行ったが、思ったより普通の地蔵だったのでどちらかというとこちらの拍子が抜けた

 今考えると腰から下がないという意味だな・・・。深く考えず見る人の腰が抜けるほどすごい地蔵と思い込んでしまった。勝手に盛り上がって勝手に気落ちしてすいません・・・。

 

 霊山寺は中にバラ園があるという(多分)珍しい寺なのだが

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 自分が行ったときは時期が悪くバラが咲き誇ってるというわけではなかった。ただ全くバラが咲いていないわけではなくポツポツと咲いているバラがあったので「バラってたくさん種類があるんだなあ」と思いながら見て回った(バラって200種類あんねん(バラエアプですいません。多分もっとあります))。

 

 ひとしきり散策したのでホテルに戻り奈良公園に行くことにした。夜ライトアップされた建造物はなかなか綺麗でよかった。

 夜だと人が少ないからあまり人目を気にせずにゆっくり歩くことができるのがいい。というか夜は普通に人より鹿の方が多い奈良公園周りに野生の鹿がいることはもちろん知識として持ってはいたのだが、その時はすっかり忘れてた。街灯なんかない薄暗い道を歩いていると前の方に動く影が見えたから「あ、人かな」と思ったら鹿だったので、腰抜かすかと思った。これが噂の腰抜け雌鹿。

 何が原因かわからないが鹿同士で言い争いをしていたので、鹿の鳴き声を聞くことができた。鹿の鳴き声を文字にするのは難しいがあえて文字にするなら

 メ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛

 という感じだった。

 

 ホテルに戻る途中にあるラーメン屋さん「ドン・チードル」で夜ご飯をとり、

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 最後は「ゆららの湯 奈良店」でゆっくりして旅の1日目を終えた。

www.yuraranoyu.jp

 

 一応温泉旅行のつもりだったけど、温泉の感想計2行で終わってしまった。旅行記が下手すぎる。